JR九州の運転士になるには|採用と運転士までのステップ

JR九州の運転士になるまでの採用区分とステップを解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が国土交通省・厚生労働省・警察庁などの公的機関と、鉄道会社・バス会社・交通局の公式サイトの公開情報を調べて独自に執筆しています。採用の区分や募集要項、制度は変わることがあるため、最新の情報は各社・各交通局の公式の採用ページで確認してください。

九州の列車を見て、JR九州の運転士になりたいと思った方もいますよね。ただ、どの採用で入ればいいのか、入社してから何年くらいかかるのかは分かりにくいところです。

結論から言うと、JR九州の運転士を目指すなら、職種「鉄道員」の採用が入口です。入社後は駅員、車掌の順に経験を積み、社内の試験や講習を経て運転士になります。

この記事を読むと、JR九州の採用区分と、運転士になるまでの流れ、応募の前に確かめたいことが分かります。

目次

JR九州の運転士になるには?まず採用の入口を知ろう

先に結論

JR九州の採用情報では、職種「鉄道員」は駅員、車掌、運転士と進む仕事として紹介されています。ただし、鉄道員の中でどの仕事に就くかは入社後に決まります。

『運転士として採用してもらえるの?』と思う方も多いはずです。

実は、JR九州の採用情報で紹介されているのは「運転士」という職種ではなく、「鉄道員」という職種なんです。駅員から始まり、車掌、運転士へと進む流れが案内されています。

まずは、JR九州がどんな会社かを公式の会社概要で見ておきましょう。

項目公式の会社概要で分かること
本社福岡県福岡市博多区
線区23線区
営業キロ2,342.6km
駅数596駅(BRT駅を含む)

九州の各地に駅がある会社なので、どこで働くことになるかも気になるところですよね。勤務地については、次の採用区分の表で見ていきます。

JR九州の採用区分

JR九州の採用情報では、学歴や経験によって次の区分が案内されています。

採用区分対象見ておきたいこと
大学卒・高専卒大学・高専を卒業する人鉄道員の職種があるか、募集の年ごとに確かめる
短大・専門・高校既卒短大・専門学校・高校を卒業した人自分の学歴で応募できる職種を確かめる
社会人採用社会人として働いている人勤務地は九州7県と東京支社と案内されている

採用区分や職種は、年度によって変わることがあります。最新の募集要項はJR九州の採用情報で確認してみてください。

入社からJR九州の運転士になるまでのステップ表

駅員、車掌、運転士の順に進む

JR九州の採用情報では、運転士は社内試験・適性検査・学科講習・実技訓練を段階的に経て取得すると紹介されています。いきなり運転台に立つのではなく、現場の経験を積んでから挑戦します。

『結局、何をどの順番でやれば運転士になれるの?』という疑問に答えるため、公式の情報と国の免許の制度を合わせてステップ表にしました。

ステップ中身この段階で身につけること
1 入社鉄道員として採用される仕事の基本と安全の考え方
2 駅員駅での仕事を経験するお客さま対応、列車の発着の流れ
3 車掌列車に乗務する運転士との連携、車内の安全確認
4 社内試験・適性検査運転士を目指すための選考を受ける運転に向く力があるかを見てもらう
5 学科講習運転に必要な法令や車両のしくみを学ぶ国の免許の知識
6 実技訓練実際の列車で運転を学ぶブレーキ操作や定時運転
7 運転士国の免許を取ってひとりで運転する経験を重ねて技術を磨く
JR九州の運転士になるまでを、入社・駅員・車掌・社内試験と適性検査・学科講習・実技訓練・運転士の順に示した図解

各段階に何年かかるかは、公式の情報では確かめられませんでした。人によっても違うので、説明会や採用ページの社員紹介で確かめておくと安心です。

駅員と車掌の経験が運転に生きる場面

『早く運転したいのに、駅の仕事は遠回りでは?』と感じますよね。

ただ、駅ではホームの混み具合や乗り降りにかかる時間を、車掌では運転士との合図のやり取りを近くで見ることになります。

例えば、雨の日の朝にホームがいつもより混んでいる場面です。駅で働いた経験があると、停車時間が延びそうだと運転台からでも予想しやすくなるんです。

段階を踏んで進む良さ
  • 駅と車掌の仕事で列車の動き全体を覚えられる
  • 運転士になる前に、自分に合う仕事かを確かめられる
  • 現場の先輩との関係ができてから運転に挑戦できる
知っておきたいこと
  • 入社してすぐに運転できるわけではない
  • 鉄道員の中でどの仕事に就くかは入社後に決まる
  • 社内試験と国の免許の試験に合格する必要がある

運転士に必要な国の免許とJR九州での取り方

運転士は国の免許を持つ人だけがなれる仕事

電車の運転士は、国の省令で決まった動力車操縦者運転免許が必要です。JR九州のような鉄道会社では、入社してから講習と訓練を受けて免許を取るのが一般的な流れです。

『免許は自分で取ってから応募するの?』と気になる方もいるはずです。

動力車操縦者運転免許は、自動車の免許とは別の国家資格です。18歳未満は受験できないので、高校生のうちに取っておくことはできません。

国の試験は、次の4つの段階で進みます。前の段階に合格した人だけが、次に進めるしくみです。

試験の段階中身
身体検査視力(矯正可で両眼1.0以上かつ片眼それぞれ0.7以上)、聴力、色覚など
適性検査クレペリン検査や反応速度の検査など
筆記試験法令と、動力車の構造・機能など
技能試験速度観測、距離目測、ブレーキの操作、定時運転、非常の場合の措置など

国が指定した養成所で講習を修了した人は、国の試験の一部や全部が免除されるしくみもあります。会社の中で講習を受けて免許を取れるのは、このしくみがあるからなんです。

新幹線を運転したい人が知っておきたいこと

新幹線を運転するには、在来線とは別の「新幹線電気車」という種類の免許が必要です。

JR九州で新幹線の運転士になるまでの道のりや条件は、公式の情報では確かめられませんでした。新幹線を目指したい方は、説明会でこう聞いてみるのも1つの方法です。

「在来線の運転士から新幹線の運転士に進む道はありますか」

免許の種類と試験の詳しい中身は鉄道の運転士に必要な免許で紹介しています。

JR九州の運転士を目指す人の確認チェック

応募の前に、採用ページで確かめることを決めておく

JR九州の採用情報で分かることと、分からないことを分けておくと、説明会や面接で聞きたいことがはっきりします。

『何を調べておけばいいのか分からない』という方も多いですよね。

ここでは、採用ページを読む時と、説明会に参加する時に分けて、確かめたいことをまとめました。

採用ページで確かめたいこと
  • 今年度の募集に「鉄道員」の職種があるか
  • 自分の学歴や経験で応募できる採用区分はどれか
  • 勤務地の範囲と、転勤があるかどうか
  • 応募の条件に視力などの決まりがあるか
  • 選考の流れと応募の締め切り
説明会で聞いておきたいこと
  • 鉄道員の中で、仕事がどのように決まるか
  • 駅員から車掌、車掌から運転士に進む時の試験の時期
  • 運転士の講習と訓練がどこで行われるか
  • 運転士になった後に進める道
JR九州の運転士を目指す人が応募の前に確かめたいことをチェックリストにまとめた図解

採用ページの社員紹介には、実際に働く人の仕事の流れが載っていることがあります。年数や研修の中身は、そこで確かめてみてください。

よくある失敗

「鉄道員で入れば運転士になれる」と思い込んで、駅や車掌の仕事を知らないまま応募してしまうことがあります。鉄道員の中でどの仕事に就くかは入社後に決まるので、駅の仕事にも興味を持てるかを考えておきましょう。

社会人からJR九州の運転士を目指す時に考えたいこと

『今の仕事を辞めて挑戦して、うまくいかなかったら…』と不安になりますよね。

社会人採用でも、入社後は駅員から始まる流れになると考えておくのが自然です。運転士になるまでの間の働き方や暮らしを、先にイメージしておきましょう。

社会人が応募を決めるまでの手順
  1. 採用ページで、社会人採用に鉄道員の募集があるかを見る
  2. 勤務地の範囲を見て、引っ越しの可能性を家族と話しておく
  3. 駅員や車掌の期間も含めて、働き方を思い浮かべる
  4. 説明会で、運転士に進む試験の時期を聞く
  5. 応募の締め切りから逆算して、書類を準備する

女性もJR九州の運転士を目指せる?

JR九州の採用情報のよくある質問では、女性社員が九州各地の現場や本社・支社などで幅広く活躍していると案内されています。

運転士に限った女性の人数や取り組みは、公式の情報では確かめられませんでした。気になる方は、説明会で職場の設備や働き方を聞いてみてください。

九州で運転士を目指すなら、ほかの会社も比べてみよう

九州には、JR九州以外にも運転士を目指せる会社がある

JR九州だけにしぼらず、九州の私鉄も比べてみると、自分に合う入口が見つかりやすくなります。

『九州で運転士になりたいけど、JR九州だけでいいのかな』と迷う方もいますよね。

例えば福岡で働きたい方なら、西鉄電車も選択肢になります。西鉄電車の採用情報では、乗務員は車掌から始まり、運転士への登用制度があると案内されています。

比べる点JR九州西鉄電車
入口の職種鉄道員(駅員、車掌、運転士)鉄道車掌(運転士への登用制度あり)
最初の仕事駅員車掌
勤務地社会人採用は九州7県と東京支社筑紫乗務所または柳川乗務所

どちらが良いということではなく、働きたい地域や最初にやりたい仕事で選ぶのが大切です。西鉄電車の採用は西鉄の運転士になるにはで紹介しています。

JRグループ全体の採用の違いを知りたい方は、JRの運転士になるにはも読んでみてください。

運転士ドットコム

バスやトラックの運転士への転職を考えている方へ

バスやトラックなど運転の仕事は、会社によって免許取得の支援や勤務の形、休日の取り方が大きく違います。一人で求人票を見比べるのが大変な時は、ドライバー専門の転職支援サービスに無料で相談して、希望に合う求人や条件を確かめてみましょう。

無料ドライバー専門の転職支援サービスを見る

鉄道会社の運転士は、各社の公式の採用ページから応募するのが一般的です。転職支援サービスは主にバス・トラック・タクシーなどの運転の仕事を扱っています。

JR九州の運転士を目指す人のよくある相談

多いのは「役職」と「免許の取り方」の相談

JR九州の運転士を目指す人からは、運転士に役職があるのか、自動車の免許はいつ取ればいいのかといった相談が寄せられています。

ネットの質問サイトに寄せられた相談から、2つを選んで要約しました。

相談1 JR九州の運転士には役職があるの?

運転士に役職のような段階があるのか、ほかのJRはどうなのか、という相談です。

JR九州の運転士の役職や段階は、公式の情報では確かめられませんでした。ほかのJRでは、例えばJR西日本の社員紹介で、後輩の運転士を育てる「指導操縦者」になる道が紹介されています。

後輩を育てる運転士の仕事は、指導運転士の記事で詳しく紹介しています。

相談2 高卒で入社したら、自動車の運転免許はいつ取ればいい?

高卒でJR九州の運転士を目指す時、自動車の運転免許を取るタイミングはあるのか、という相談です。

電車の運転に必要なのは、国の動力車操縦者運転免許です。自動車の運転免許とは別の資格なので、電車の運転士になるために自動車の免許が要るわけではありません。

ただ、応募の条件や仕事の中で自動車の免許が求められるかは、募集要項で確かめておきましょう。

タイミング考えておきたいこと
高校在学中学校の決まりと、採用試験の準備の時間を考える
入社前の春休み入社後の研修が始まる前に時間を取れるか考える
入社後休みの日に教習所に通えるか、勤務の形を確かめる

運転士になるまでの道のりを広く比べたい方は、運転士になるにはも読んでみてください。

よくある質問

JR九州の運転士になるには、どの採用を受ければいいですか?

職種「鉄道員」の採用が入口です。鉄道員は駅員、車掌、運転士と進む仕事として紹介されていますが、どの仕事に就くかは入社後に決まります。

JR九州の運転士になるまでに、どんな試験がありますか?

採用情報では、社内試験・適性検査・学科講習・実技訓練を段階的に経て取得すると紹介されています。あわせて国の動力車操縦者運転免許も必要です。

社会人からJR九州の運転士を目指せますか?

JR九州には社会人採用の区分があり、勤務地は九州7県と東京支社と案内されています。募集の職種は年度によって変わるので、採用ページで確かめましょう。

眼鏡をかけていても運転士になれますか?

国の免許の身体検査では、視力は矯正してよいことになっています。両眼で1.0以上、片眼それぞれ0.7以上が基準です。

まとめ

この記事の要点
  • JR九州の運転士を目指すなら、職種「鉄道員」の採用が入口
  • 入社後は駅員と車掌を経験し、社内試験・適性検査・学科講習・実技訓練を経て運転士に
  • 採用区分は大学卒・高専卒、短大・専門・高校既卒、社会人採用
  • 運転士には国の動力車操縦者運転免許が必要で、18歳未満は受験できない
  • 九州で運転士を目指すなら、西鉄電車など他の会社も比べてみる
運転士ドットコム

運転士ドットコム 編集部

電車・バス・路面電車などの運転士の仕事内容、必要な免許、運転士になるまでの道のり、鉄道会社・バス会社の採用の入口、転職の進め方を、運転士を目指す人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次